execute command
名前 | 説明 | タイプ | 修飾子 |
---|---|---|---|
command | 実行するコマンドです。 | String | なし |
variable | コマンドの出力を受け取る変数です。 | String | なし |
timeout | 指定されたコマンドの実行が完了するまでの最大待機時間を設定します。タイムアウト時間に達すると、実行中のコマンドは終了されます。(単位: 秒) デフォルト値: 300 | String | なし |
charset | 文字セット: (任意)実行コマンドの出力のエンコーディングタイプです。 | Value Set | SHIFT-JIS,UTF-8 |
例・ケース1
自動化スクリプトで、D ディレクトリ内の使用可能なファイルとディレクトリを表示するために、dir コマンドを発行すると仮定します。
アクションライン
command variable time out charset
execute command dir D:\Development var_output 400 UTF-8
結果
var_output 変数に dir の出力を書き込む代わりに、出力をファイルに書き込むことができます。これは、コマンド出力のリダイレクト (>) 演算子を使用して行います。
command variable time out charset
execute command dir D:\Development>D:\log.txt var_output 400 UTF-8
結果
例・ケース2
自動化スクリプトで、2つのコマンドを実行する必要がある場合:
- 1つのコマンドは Internet Explorer などのアプリケーションを起動することであります。。
- もう1つは指定されたディレクトリ(例: D:\Development)で使用可能なファイルを表示することです。
さらに、これらのコマンドは非同期的に実行される必要があります。(各コマンドが完了するのを持たずに)
command variable time out charset
execute command start "title" "C:\Program File (x86)\Internet Explore.exe" var_output_ie 30 UTF-8
execute command dir D:\Development var_output_dir 30 UTF-8
結果
このビルトインアクションは、Windowsのテストコントローラーでのみサポートされており、Windowsのテストプラットフォームで有効です。
アクション execute command は、以下のいずれかを実行するために呼び出すことができます:
- コマンドラインユーティリティです。
- コマンドラインから呼び出すことができるアプリケーションです。
execute command は同期的に動作します。つまり、指定したコマンドが完了するまでテストの実行を待機させ、制御がテストに戻ります。非同期にコマンドを実行し、テストランを待たずに続行する場合は、コマンドの内容を「start」コマンドで前置します。(例: ケース2を参照してください)
ヒント:「start /?」とコマンドプロンプトウィンドウに入力して「start」コマンドの完全な構文を表示できます。引数 variable で定義された変数ではなく、コ マンドの出力をファイルに書き込む場合は、コマンド文字列内でリダイレクトコマンド出力(>)演算子を使用します。例えば、ディレクトリリストをファイル「dirlist.txt」にリダイレクトするには、次のようにします:
アクションライン
command variable execute command dir > dirlist.txt x
(出力は完全にファイルにリダイレクトされ、variable は必要な引数のままであり、空白または以前の値のままであることに注意してください)
- このアクションは <ignore> 修飾子をサポートしています。文字列
<ignore>
が引数の値として存在する場合、または引数に<ignore>
と評価する式を含まれている場合、アクションは実行中にスキップされます。